今回お話するのは
心中なのか?他殺なのか?
AV女優桃井望変死事件
です。
状況証拠的には他殺と疑われているが、「無理心中」となった未解決事件
AV女優桃井望変死事件とは
NOZOMI(2002年6月、双葉社、撮影:高橋生健)
AV女優桃井望変死事件とは、2002年10月12日に長野県塩尻市広丘郷原の奈良井川河川敷にて発生した未解決事件。
炎上した車から男性、車の近くから女性の遺体が発見。
女性の方はAV女優の桃井望であったという。
灯油をかけて車は燃やされていたが、桃井望は数か所の刺し傷によって死亡したことが判明。
男性による無理心中・殺人の両面から疑われているが、厳密には動機が判明していない未解決事件。
- 犠牲者: 2名
- 死因: 複数の刺し傷
- 動機: 無理心中?
他殺と疑われている理由
この事件は「他殺」「男性による無理心中」と疑われているのだが、何故他殺と疑われているのか?
まず、2人の死亡時の状況ですが、
その他、状況証拠程度ではあるが、
- 「二人の肺の中からはタバコ1本分の煙」は「死後に火を付けられた」ことを意味している
- 「灯油をまいたポリタンク」と思われるものは現場にあったが、2人のものではない
- 男性の家にはPCの電源が点いたままであることと、2人の家に靴が残っていたこと
- 男女ともに事件以降の日に知人と会う約束をしていた
噂レベルの犯人
事件後のとある新聞でこんな証言があがったという。
噂レベルの話であるが、その男は一応被害者と面識はあるが、ストーカー行為の話までは分かっていないという。。。
(もとよりそういった虚言を話すような人だっただけでは・・?)
民事裁判では他殺の判決
亡くなった男性の遺族は
として、「被疑者不詳のままの殺人罪での告訴」を事件翌年の1月に。
男性の友人が同じ年の4月に「約1万人を超える操作を求める署名」を提出。
ただ、これをもってしても捜査本部設置の行政訴訟は却下されている。
また、男性が契約していた保険会社は
と保険金支払いを拒否。
両親は2003年に12月に支払いを求めて民事訴訟を起こした。
約4年後の2007年の1月23日に長野地方裁判所の飯田支部は
と認定し、保険金の支払いを命じ、民事裁判では本事件は「他殺」と認定されたかたちである。
桃井望の心神疲労
桃井望さんは、事件発生前に引退を考えていたという話があった。
AV女優としてデビュー後のたった2年間で、200本以上の作品に出演。
約3~4日に1本の出演であり、心身ともにかなり酷であったと伺える。
(薬物問題もあったのでは?という指摘もある。)
ただ、それだけ人気があったとも伺え、業界的にはドル箱と見られていた可能性もあった。
また、交際男性は副業として、事件の年にマルチ商法に引っ掛かっていたという。
借金としては約80万円ほどと言われているが、借用書に記載されている名前の人物は存在がしていない。
宏樹には金、女性、仕事等生活のいかなる面でもトラブルももめごとはなかった。
2002年11月25日に遺族によって提出された告訴状からの一部抜粋
裁判や県議会で問題とされたが、長野県警は無理心中という見解を崩していない。
まとめ:AV女優桃井望変死事件
正直、他殺の可能性は高いですよね。
2人とも死んだ後に火を点けられたって、司法解剖で判明している以上、誰かがその現場で火を点けたってことになりますもんね。。。。
でも、他殺にしても警察は調べる気があまり感じられませんし。。。。
どうして警察もそこまで「無理心中」ってことで片づけたんでしょうかね?
今回のまとめ
- AV女優桃井望変死事件は2002年10月12日に起きた事件
- 燃えた車に男性、近くにAV女優の桃井望の遺体
- 司法解剖では2人とも死後に火を点けられたとみられる
- その他2人には自殺する動機はない
- 警察は無理心中として処理をしている
- ストーカーらしき男が犯行を匂わせていたという
桃井望の交際男性の知人が、「桃井望を紹介してやらしてくれ」と頼んでいた。
その男はしつこく付きまとい、事件前日にも「AVの女とやらせろ」と電話をしていた。
交際男性は「東京の知り合いに怖い人がいる。電話をかけてくるな」などと伝えた。
そして、事件の後に男は「俺の言うことを聞かないからこんなことになるんだよ。いい気味だ」と周囲に漏らしていたという。。。