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【大学入試問題ネット投稿事件】ネットを使った大胆なカンニング事件とその手口とは?

大学入試問題ネット投稿事件とは? 未成年犯罪

今回お話しするのは

掲示板を使ったカンニング事件

大学入試問題ネット投稿事件

です。

今まで人が殺害される事件ばかりでしたから、少しマイルドな事件となります。



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大学入試問題ネット投稿事件とは?

大学入試問題ネット投稿事件とは?

この事件は現在僕たちが入試や試験を行うとき、「携帯電話や~」などといった事前確認をより強化するきっかけとなった事件です。

2011年発生したこの事件は、当時としては珍しくもない「掲示板」。

その中でも有名な「Yahoo!知恵袋」に問題を投稿し、回答を試験中にカンニングするというトンデモ事件としても有名。

今回はこの事件を見ていきましょう。



入試問題ネット投稿事件: 事件の流れ

大学入試問題ネット投稿事件: 事件の流れ

では、この事件の流れを順番に見ていきましょう。

  1.  事件発覚
  2.  犯人像の予想
  3.  犯人の判明と逮捕

の順番です。



事件発覚

京都大学新聞記者がインターネット検索をしていた時です。

すると。「Yahoo!知恵袋」において京都大学入試問題二次試験の投稿が行われていた。

  • 数学(文系)の問題
  • 英語の問題の一部

しかも、投稿時間を見ると「試験時間中」であることが判明。

このことが発覚してから、

  1.  早稲田大学(文学部・経済学部)
  2.  立教大学(文学部)
  3.  早稲田大学(文化構想学部)

でも同じことが起きていることが判明。京都府警が捜査を開始


犯人像の予想

大学入試問題ネット投稿事件: 犯人像の予想

犯人はハンドルネーム「aicezuki」というハンドルネームを使っていた。

名前は「鈴木愛」や「アイス好き」といった予想がされ、反対から読んで「行くぜCIA」という面白予想もされていた。

ですが、センター試験後と二次試験の合間の期間に「宮城県仙台市でいい精神科・心療内科を教えてください」を投稿。

このことから、犯人は東北地方、とりわけ宮城県に住んでいる人間と予想されました。

犯人の判明と逮捕

大学入試問題ネット投稿事件: 犯人の判明と逮捕

Yahoo!知恵袋の投稿IDを調べると、「NTTドコモ」の端末を使っていたことが判明。

そこで、NTTドコモに令状を出し通信記録を差し押さえ、犯人の特定を行った。

その結果端末は「山形県の40代の女性」が契約していることが判明。

調べていくと、仙台市内の予備校に通う当時19歳の浪人予備校生(以下Aさん)が使っていたことが判明。

Aさんは行方不明になっていたが、仙台駅構内で保護され、取り調べを受けることとなりました。
そして、捜査の結果犯行は全てAさんの単独犯であることが分かりました。


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入試問題ネット投稿事件: 犯行動機

大学入試問題ネット投稿事件: 犯行動機

Aさんを取り調べると以下のことが判明

  •  学費が安いこと、母に安心させたいことから「京都大学」に志望
  •  センター試験の結果、「京都大学」の合格ラインに届かず
  •  一発逆転を狙ってカンニングをすることを狙った

少なくとも、面白半分ではなく真剣に考えた結果「カンニング」という手法に至ったといいます。

  • 「精神科の紹介」を願ったことから、精神的に追い込まれていた
  • 二次試験で確実に点を取りたい
  • 自分の自信喪失

というトリプルコンボで、悪魔の手を使ってしまったと考えられます。

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入試問題ネット投稿事件: 犯行手口

当初、2ch掲示板では

  •  小型カメラを使って問題用紙を盗撮した
  •  第三者と共謀していた
  •  回答は隠しイヤホン文章読み上げソフトを使った

などなど、様々な手口が指摘されていました。

ですが、犯行手口は至ってシンプル。

  1.  携帯を股の間に挟む
  2.  試験監督に見えないように高速キータッチ
  3.  数式はあらかじめ辞書登録、変換で呼び出し
  4.  掲示板の回答者は唯の第三者

第三者は入試問題とは知らず、ただ善意で回答していただけと判明。
犯人の単独犯でもあった。

入試問題ネット投稿事件: 犯人の合否は・・・・

大学入試問題ネット投稿事件: 犯人の合否は・・・・

犯人は「早稲田大学」と「立教大学」には合格していたが、当然合格が取り消しとなりました。

京都大学は「もし犯人が合格していたら不合格にする」としていましたが、合格者の中に「犯人の回答」と思しきものはなかったそうです。(そもそも合格せず)

同志社大学はどういう結果にするかは明らかにしなかったが、こちらもそもそも合格しなかったと考えられます。

まとめると、

  • 京都大学: 不合格
  • 同志社大学: 不合格?
  • 早稲田大学: 合格→不合格
  • 立教大学: 合格→不合格

となります。

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入試問題ネット投稿事件: 事件のその後

大学入試問題ネット投稿事件: 事件のその後

この事件発生後、世間や犯人がどうなっていったのかを見ていきましょう。

  1.  世間の対応
  2.  Aさん

それぞれ順番に見ていきましょう。

世間の対応

大学入試問題ネット投稿: 世間の対応

当時の菅総理大臣は

このような事が起きたのは大変残念

 とコメント。

この事件後、試験前の携帯電話の扱いはかなり厳しくなっていきました。

今の試験前の携帯電話への見方も変わり、学校、自治体によって様々な対策が取られるようになった。

Aさんのその後

大学入試問題ネット投稿: 犯人のその後

Aさんは不起訴処分となり、新しい友人と共に関東のレストランで働き始めました。

大学に入って、仕事に就く。これでは駄目だ

ルールを破らず、真面目に生きる

と今回の事件を深く反省し、新しく関東のレストランで働いています。

今現在は不明ですが、真面目に生きていることでしょう。

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まとめ: 大学入試問題ネット投稿事件はこんな事件

まとめ: 大学入試問題ネット投稿事件はこんな事件

今回は大学入試問題ネット投稿事件について紹介させていただきました。

管理人はこの事件以降の受験生だったので、試験時の携帯電話の取り扱いに関して厳しいのは知っています。


ですが、それでもカンニング事件というのは毎年起きています。

大学受験はそんな手法を使ってでも勝ちたいというのも分かりますが、不正は絶対に許されません。

という訳で今回のまとめ

  1.  大学入試問題ネット投稿事件は2011年に発生したカンニング事件
  2.  京都大学、立教大学など4つの大学の問題がYahoo!知恵袋に投稿
  3.  仙台市内の当時19歳の予備校生が逮捕
  4.  携帯を股の間で操作して問題を投稿
  5.  回答者は善意で回答した第三者(単独犯)
  6.  大学は全て不合格となった
  7.  犯人は深く反省していたので「不起訴処分」
  8.  更生してしっかりと働いているという

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